【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?番外編やNGなど
第6章 苦手なもの
「名字さん、黄瀬くんが嫌いだそうです」
「…え」
「あー…俺も」
「え!?青峰っちも!?」
「ちなみに僕もです」
「黒子っちまで…」
黄瀬いじりが始まったことに赤司や緑間、そして紫原は興味がないのか普通にお弁当を食べることを進め始めた
だが、紫原はふと何かを思い出したのか急に箸を止めて食べながら話を始めた
「えー、俺は黄瀬ちんのこと好きだよー?」
「紫原っち…!」
「だってお菓子奢ってくれるじゃ~ん?」
「それはただ集ってるだけなのだよ」
「もう俺…誰のことも信じないッス…」
うう…と言ってお弁当に入っていたたこさんウィンナーを口に入れた黄瀬の目尻からは涙が流れていた
ただ、ギャグのような涙なので誰も拭こうとも心配もしなかった
「つか、黄瀬は何か知らねぇのかよ」
「そうッスね…前に涼太の周りにいる女の子苦手かな。とは言われたッス」
「立ち直り早ぇな。つか模倣得意なくせに似てねぇな」
「僕も苦手です。そうですね、似てません」
「俺も苦手~。固まってると通れないんだよね~」
「何か黄瀬の話になってるから次行こうぜ」
「質問してきたの青峰っちッスけど!?
つか模倣が得意って、声が変わるとかじゃないッスからね!」
プンスカ怒っている黄瀬は全員放っておき、それぞれがお弁当のおかずに手を出した
それを見た黄瀬はまた怒り出したが…とりあえずエンドレスだった