第17章 キユノ王国一団
セリシアSIDE
2人はゆっくりと顔をあげた。
アイセさんはこの部屋にいる人の中で一番年上だろう。
30代前半といったところかな?
カルさんは新米というだけあってか、兄と同じくらいの年齢に見える…けど、あいつとは全く違って明るい気がするけどね。
っと、そうだ。
「あの、少し気になった事があるのですが、よろしいですか?」
口を挟むようで申し訳ないのだけど、ちょっと気になったんだよね。
「どういたしましたか?」
「カルさんのことですけど、刀使いと言いましたよね?刀とは、片刃の剣のことですか?」
「ええと、カル、お答えして頂戴。」
「承知いたしました。おっしゃる通り、刀とは剣と違い片刃のものです。刀については御存知ですか?」
「どこの国かは忘れてしまいましたが、剣を使わず刀を使う文化の国があり、その国でしか使われていないということは知っております。」
昔趣味で剣について調べた時に刀についても出てきて、そのまま少し調べたからちょっとだけわかる。
「その通りです。刀は剣より細身である為弱く見られがちですが、実際はそんなことはないのです。もちろん使い手によって変わりはするんですけど、刀は細い分振った時の速度が速いのです。その分利点に繋がりまして。…もちろん短所も存在しますがね。」
「…細い分折れやすい、とかですか?」
「はい。早く振れない時に剣などと打ち合えば、太さ細さが影響し折れやすくなります。しかも刀の生産は一つの国だけですから、入手が困難です。…僕は育ちがその国なので、いろいろと有利なんです。」
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(なかがき)
刀についての知識は皆無です。
勝手にう私なりの解釈で書いてるんで、本気にしないでね!?