• テキストサイズ

【マギ】幸せを願って。~亡国の姫~

第12章 嫌な予感


ジャーファルSIDE


「・・・どうします?町の方に探しに行きましょうか?」

「そうですね・・・。お願いできますか。」

「私も探すー!」

「お願いします。見つけたら教えてくださいね。私はもう少し王宮内を探してみますので。」

本当は自分で町まで探しに行きたいところだが、もう少し自分で王宮内を探しておきたい。
まだ探していないところはあるのだから・・・。

「じゃあ行ってきます。眷属器使ってもいいですか??」

「??・・・空から探すつもりですか?」

ピスティのことだ。
眷属器を使って鳥にでも乗って探そうとしているのだろう。

「そう!町中で探しても人多すぎるもん。」

「そうですね・・・。わかりました、かまいません。」

セリシアを見つけることが先決だ。

「一時間経っても見つからなかったら、一度戻ってきてください。いいですね?」

「「はい」」

すぐに見つかりますように。
何事もなく見つかりますように。
ただ町に出かけたかっただけ、言いそびれただけ。
それだけでありますように。

・・・嫌な予感が的中しませんように。
/ 369ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp