第10章 ジャーファルの「説教・・・。」
セリシアSIDE
まだ行為のことを十分にわかったわけじゃない。
したいともしたくないとも、今は思わない。
だけど…なんとなくなんだけど…。
「ジャーファルとなら…別に嫌じゃない…と思う。」
少し、っていうかだいぶ恥ずかしいけれど。
顔をあげて、彼の顔を見て。
ああ、顔が熱い。
きっと顔まっかだろうな、なんて思う。
「今はしたいともしたくないとも思えない・・・でも、もし・・・その、もしジャーファルがしたいなら…いいよ?」
「っっ!!だ、だからまだ早いんですよ!!」
「・・・それ、さっきも言ってたけど、どういうこと?年齢?」
16歳なのにって、ヤム姉とピス姉にいわれたもんね。
関係あるのかな?
「そうです!」
「・・・適正年齢とかあるの?何歳?」
「それは・・・。・・・。とにかく、身体に負担もかかります。」
・・・え、なんかすごいさりげなく話題替えた?
というかはぐらかした?
「…したくてもそうやすやすとはできませんし…今はまだしなくていいですし…。」
ぼそっと何かをつぶやく。
・・・えーと?