第7章 答え
セリシアSIDE
「こんにちは、シンドバッドさん!」
ジャーファルさんのいないタイミングを狙ってシンドバッドさんに会いに来た。
というか、正確にはちょっと頼みごとをしに。
ウィリランデの王子との会談の席を明日あたりに設けてほしかったからね。
「ん、セリシア。話したいと思ってたんだ。」
「・・・ジャーファルさんから、何か聞きました?」
「まあな。」
そりゃそうだよね。
自分からシンドバッドさんに説得するとか言ってたし。
「まあ、何をどう聞いたかなんてもうどうでもいいです。すぐに私がどうするか、わかりますから。」
「ふうん。・・・で?俺に何か頼みがあるんじゃないのか?」
「・・・よくわかりましたね?」
素直に驚く・・・。
「勘だ。」
「・・・勘ですか?」
「ああ。よくあたるぞ。」
「・・・はい…。」
どう反応すればいいのかな、これ?