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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第60章 鼓動が重なる感覚は
入浴を終え、二人の待つ
“使者と繋がる部屋”へ足を進める。
どうしても足取りが重くなるのは、
自分の心の内が表れているからだろう。
部屋の前に着くと、
待ち構えていたかのように
すぐにふすまが開いた。
「入れ。」
ふすまを開けたリヴァイはそれだけ言うと、
顎で凛の座る場所を示した。
部屋には既に布団が敷かれていて、
エルヴィンが本を読むために用意した
小さな卓袱台が部屋の隅に置かれている。
凛は二人に挟まれる形で、
その前に座った。
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