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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第8章 “たまる”



「……リヴァイ。
そんなことだろうと思ったよ。」


エルヴィンの顔は、明らかに強張っている。

初めて見る表情だった。



「勝手なことをするな。これは命令だ。」


“命令”


その言葉がエルヴィンから出たことを
意外に感じる。

いきなり団長の顔を見せられた気がして
一瞬身体が固くなった。


リヴァイは少し頬を緩めた後、

「分かった。
エルヴィン、お前に従おう。」

それだけ言って、私から手を離した。

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