第53章 ●奇襲と反撃の結果
声を我慢しようとして出た、この吐息が
私を昂奮させる要因だな……
男の人が漏らす甘い吐息で、
ここまで感情が昂ることに驚きつつも
その相手がリヴァイなら
有り得ないことではない、とも思ってしまう。
過激な快楽を与え、羞恥心を煽ることを好み、
服従させることを
得意としているようなリヴァイが、
私の強引な愛撫を受けて
快感を覚えている様子を見ていると
いとも簡単に下半身が疼いてきた。
「凛っ……!」
リヴァイから漏れ出た声に反応し、
ハッと我に返る。
それと同時に、
陰茎が手のひらの中で小さく跳ね、
徐々に萎んでいくのが感じ取れた。