第52章 誤情報と浴室での実験
「うわ!!!すご!
ホントにローションそのものだ!!」
手にねっとり纏わりつく風呂のお湯に、
自然とテンションが上がる。
ローション風呂の噂は
少し聞いたことがあったけど、
まさかここまで凄いとは思っていなかった。
「すげぇな……」
リヴァイはそれだけ言うと、
手のひらですくい上げたお湯を
水面に落としている。
その様子がどうしてもいやらしく見えてしまい、
リヴァイが手でお湯を弄ぶ姿を
しばらく見ていると
「何見てんだ?」とでも言いたげな
リヴァイの視線とぶつかり
不意に視線を逸らした。
「……リヴァイとローションの
組み合わせって、なんか卑猥だね。」
「お前とローションの組み合わせも
十分卑猥だ。」
小さく呟いた一言にすぐさま言い返され、
思わず吹き出した。