第52章 誤情報と浴室での実験
「相当振ったが、これでいいのか?」
お湯の温度を確認しながら湯をためていると、
リヴァイがボトル片手に
バスルームへ入ってくる。
リヴァイからボトルを受け取ると、
中身を見て、沈殿物がないことを確かめた。
「大丈夫そうだね。
これをお風呂に入れて、
塊ができないように手早く混ぜるんだって。」
「手早くか……
おい、お前も混ぜるの手伝え。」
「了解!」
何だか実験をしているみたいで
楽しくなってきて
リヴァイの指示に声を張って答える。
ゆっくりボトルの中身を投入しながら、
二人で手早く風呂のお湯を
掻き混ぜはじめた。