第51章 次の目的地への準備
「……ここは何の店だ?」
次に着いた店先の前で、リヴァイは立ち止まり
黄色と青で統一された、
目が冴えるような店の外観を見入っている。
凛は首を傾げて
文字を読もうとし始めたリヴァイの手を引くと
「せっかくだから、
何か借りてから行こうよ。」
そう言ってレンタルDVDショップに
足を踏み入れた。
「リヴァイは何の映画が好きそうかな……」
「映画というのは、
お前とエルヴィンが見に行ったヤツか?」
「そう。
大型プロジェクターがあるところに
行こうと思ってるから、
結構迫力のある映画が見たいよね。」
私の発言に気になる部分があったのか、
リヴァイは少し目を細める。