第51章 次の目的地への準備
再び出口に向かって歩きながら、
「リヴァイ、他にどこか行きたいところある?」
と、訊ねてみる。
動物園に行ったから、
次はペットショップかな……
なんて、リヴァイの動物大好き妄想を
頭で繰り広げていると自然と頬が緩んだ。
「……何笑ってんだよ。」
訝しげな目をしたリヴァイに問いかけられ、
「いや、リヴァイが次行きたいところを
予想してた。」
と、顔が綻んだまま返答する。
「どこだと思うんだ?」
「……もしリヴァイの行きたいところ
私が当てたらどうする?」
「お前の言うことを一つ聞いてやるよ。」
予想外の即答に目を見張る。