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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第43章 矛盾の追及



「全部、ではないな。
俺たちはまだ、
君の背中を押すことすらしていない。
ただそっと見守って、
たまに手を添えていただけだ。
君が変わったのは、
君が変わりたいと思っていたからだよ。」

エルヴィンはそう言うと、
優しく凛の手を握る。



「……それに、俺も君のお蔭で、
少し自分に自信が持てた。」


「どういうこと?」


全く心当たりのない一言の意味を聞き返すが、
エルヴィンは小さく微笑んだだけで、
ついにそのことについて
再び口を開くことはなかった。



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