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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第38章 ひぐちくん
次の日の朝。
洗濯物を干していると、玄関のベルが鳴る。
「あ、範司の後輩か……
エルヴィン!リヴァイ!
どっちでもいいから出てくれる?!」
少し声を張って呼びかけると、
廊下の床板が軋む音がして、
玄関の引き戸が音を立てた後、
静かな空気が流れた。
『あれ、範司の後輩じゃなかったのかな……』
誰の話し声もしないことを不審に思い、
一旦洗濯物を干す手を止めて玄関へ向かう。
すると、玄関の引き戸の前で、
ため息を吐くリヴァイが目に留まった。
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