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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第37章 恩返しと覚悟の時間
「うーん……
私も左右対称だと思うけど、
リヴァイが違うって言うなら違うんだろうね。」
どう見ても丁寧に畳んであるシャツを見ながら、
水音に掻き消されないように
少し声を張って答えた。
「……洗濯物に関して、
リヴァイの言うことは絶対か……」
エルヴィンが肩を落としたその時。
「凛―――!!!」
チャイムの音がなる訳でもなく、
玄関から聞き覚えのある叫び声が聞こえた。
水道の蛇口を捻り、水を止める。
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