• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第5章 知りたい世界




「……凛?大丈夫か?」

不意に声を掛けられ、少しだけ顔を上げる。


「ん。大丈夫。
ちょっと考え事してただけ。」


「……すまないな。
君も忙しいだろうに、
こんなことに付き合わせてしまって……」

エルヴィンの浮かない表情を見て、
胸がチクリ、と痛んだ。


「いや、違うの。
どうせ私も暇だから。大丈夫。」

どうにか安心させようと笑いかけると、
エルヴィンの頬が少し緩む。


「ありがとう。
……だが、君にも仕事があるだろう?」


「……えーっと、今は、してない……」


「……というのは?」


「……色々あって……仕事を辞めて、
ここに引っ越してきたの。」

/ 918ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp