第29章 ●“ナニする”気
「お前はずっとそうしとけ。」
「……なに、どういうこと?」
手を口に当てたまま、
小声で問いかけたと同時に
徐に胸の先端を抓まれて、
手の隙間から嬌声が漏れ出した。
「……おい、少しくらい声、
我慢できねぇのか?」
「…んっ、じゃぁ、やめてよっ……」
「無理だ。」
声を押し殺して訴えるが簡単に却下され、
再び先端を優しく抓み上げられる。
やっていることは
かなり強引で乱暴なのにも関わらず
自分に触れてくる指先は
繊細かつ丁寧に胸を愛撫し、
快感を覚えずにはいられなかった。