第24章 必要なお節介
しばらくして、
大きくため息を吐いたエルヴィンは、
「・・・お前の言う通りだな、リヴァイ。」
と、小さく笑った。
「柄にもなく優しく抱いて、
しかもまた抱きたいと思った。
……いや、受け入れられたら、
またすぐにでも抱く気だった。」
「ほう。
そんなに身体の相性が良かったのか?」
リヴァイが鼻で笑うと、
「そうだな。それもある。
だが、それだけじゃない。」
エルヴィンは凛に視線を向け、
「今まで感じたことのない気持ち良さがあった。
肌を合わせる以前に、
彼女の側に居ることが心地良いんだ。」
そう言って頬を緩めた。