第24章 必要なお節介
「それなら連れて戻ることができたとしよう。
……だが、お前が死んだらどうするんだ?」
エルヴィンの強い語感を聞き、
リヴァイは眉間に皺を寄せた。
「凛はここより格段に不便な塀の内側で、
また死を考える様になるんじゃないのか?」
エルヴィンはハッキリとした言い方で
問い続ける。
「お前が生きている限りはいいかも知れない。
だが、調査に出る以上、
お前の命を保障することはできない。」
「そんなこと分かってる。」
「なら、何故そんな無責任な真似をするんだ?
凛の為を想うなら、彼女に入れ込むのは
いいことじゃないことくらい」
「お前がそれを言える立場か?」
エルヴィンの言葉を遮ったリヴァイは、
呆れたように息を吐いた。