第24章 必要なお節介

「……俺もお前も、考えることが似てるな……」

エルヴィンは呟くように言い、
小さくため息を吐く。


「お前も、凛のことは
今まで出会ってきた女と
違う目で見てるんだろ？」

「……お前も？
リヴァイも凛のことは
今まで関係のあった女と、
別の目で見てるってことか？」

エルヴィンが問い返すと、


「そうだな。少なくともあいつは、
“俺の知ってる女”じゃねぇ。」

「それはなんだ、彼女のことを」
「恋人にしたいと思ってる。」

リヴァイはエルヴィンの言葉に
被せる様に言い放ち、
静かに寝息を立てる凛に視線を向けた。