第23章 掬えそうな星の下
「お前はどうなんだ?
俺が恋人になるのは不服か?」
「ふ、不服とか、そんなんはないけど、
リヴァイのことを恋人にしようとか、
そういう目で見てなかったし……
そもそもまだ出会って4日目だからね?」
「時間は関係ねぇだろ。
俺はこの4日で、お前にかなり興味を持った。」
そっと腰を引き寄せられ、
反射的に身体が小さくビクつく。
「……お前がまだ、
俺の恋人になれねぇって言うんなら、
これから俺を“そういう目で”見ろ。
それくらいできるだろ?」
初めて見た時と対照的な
穏やかで優しい目を見て、
硬直した身体から自然と力が抜けた。