第23章 掬えそうな星の下
「……リヴァイ。
やっぱりよく分からないんだけど……
結局リヴァイは、何が言いたいの?」
少し顔を上げ、リヴァイの顔を見入ると、
夜と同じ色をした瞳がゆっくり私を見つめる。
「凛。俺の恋人になれ。」
これで名前を呼ばれたのは3回目だ。
不意にそんなことを思った直後、
リヴァイの言葉が脳内を走り回り、
咄嗟にリヴァイから身体を離した。
「……!!!!
ちょ、な、何言い出してんの?!」
「あ?だから、俺の恋人に」
「まっ!!!待った!!!」
思わず声を上げてリヴァイの声を遮る。