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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第22章 確かめる



「……おい、車からは降りないのか?」

夜景に背を向けるような状態で車を停めると、
リヴァイの怪訝な顔が目に留まる。


「降りないよ。
降りたら夜景見えちゃうじゃん。」

「見えたらいいじゃねぇか。
夜景見に来たんだろ?」

私の言い分が納得できなかったのだろう。

リヴァイの眉間の皺が、一段と濃くなる。



「そうだけど、ここよりもっと上の方が
綺麗なんだってば。
それに、もっと暗くなってからの方が」

そう言いかけて、運転席側のサイドガラスが
力強く叩かれる音を聞き、言葉を止めた。

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