第19章 ●初体験
「……でも、チョコバナナ食べてる
私の姿に興奮してたくらいだから、
して欲しいとは、少なからず思ってるよね?」
少し冗談めかした言い回しをしつつ、
エルヴィンの顔を覗き込む。
「してもらいたくない訳ではないが、
君にそんなことを」
「じゃぁ、私がエルヴィンの
“初体験”もらっていいかな。」
そっとエルヴィンの太腿に指を滑らせる。
太腿も相当固く、
かなり鍛え上げられているのが、
ボトムス越しでも感じられた。
「凛。いいんだ。俺が」
「私がしたいと思ってるの。」
エルヴィンの言葉に被せる様に、
少し声を張り、
ボトムス越しで陰茎にそっと触れる。
既に膨れ上がっていたものは、
それだけで小さく反応した。