第19章 ●初体験
「…っ……、まだ、
いいって言ってないよ……?」
「ダメとは言われないと思った。」
即答したエルヴィンの指先は、
首筋から胸元までをゆっくり這い、
身体がぞくぞくとする感覚に襲われる。
反射的にエルヴィンの胸元を掴むと、
「君はこれだけで、
そんなにいい顔をしてくれるのか。」
悪戯っぽく笑うエルヴィンは
凛の腰を引き寄せ、
うなじにそっとキスをする。
「……ダメだ、エルヴィン。
いやらしすぎる……」
「それは褒め言葉か?」
エルヴィンの指先がシャツの中へ侵入し、
背筋に沿って、指が進んでいく。