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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】
第18章 自然な願望
「……本当に?」
続きが気になり、
エルヴィンの胸の中から少し顔を上げて、
聞き返す。
エルヴィンの鼓動は穏やかに刻まれていて、
不意に耳を澄ませた。
「……続きは言えない。
言うと、現実にしたくなるんだ。」
エルヴィンの小さく笑う声が聞こえた後、
優しい指先が、髪をそっと撫でた。
「……気になるなぁ……
いつか教えてくれる?」
「どうかな。君がこの願望を
現実にしてくれるなら、教えてもいいが。」
「私が叶えられる願望なの?」
そう聞いた後、少しの沈黙が漂う。
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