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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第16章 命の宝庫へ




しばらく無言のまま、
大水槽の前で抱き合っていたが、
徐々に増えてくる他の客の、
鋭い視線が気になるようになり、
エルヴィンからスッと離れる。


それと同時に、
エルヴィンに優しく手を握られた。




「……君も俺にとって必要な人間だ。
それは俺が元の世界へ戻っても変わらない。」


エルヴィンの優しい瞳は、
一心に私を見つめている。


「……ありがとう。
私も、エルヴィンが元の世界へ戻っても、
エルヴィンのこと」
「凛。」


強い語感で名前を呼ばれ、不意に言葉を止めた。

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