第11章 戦い続ける為に
「……ごめん……、そうだね。」
「笑いごとじゃないだろう?
リヴァイに対してもしっかり拒否してくれないと
次は俺が強引にいきたくなる。」
「お前は十分強引にいったんだろ?
少しは大人しくしとけよ。」
二人のやりとりを聞いていると、
笑いが堪えられそうにない。
何にしても、エルヴィンへの
リヴァイの楯突き方に容赦がなくて、
そこがまた頬の緩みを誘った。
「ねぇ、エルヴィンとリヴァイって、
上司と部下って関係ではないの?」
「いや。こいつは俺の上官だ。」
「……なのに呼び捨てで、
そんなに楯突いてもいいの?」
私の問いかけに、リヴァイは眉間に皺を寄せる。
別におかしな質問ではないだろう。
リヴァイの眉間を食い入るように見つめた。