第11章 戦い続ける為に
「お前をその気にさせる。いいな?」
リヴァイの落ち着いた声が耳元で響いた
次の瞬間、私の首筋に
唇の暖かい感触が落ちてきた。
一気に身体が熱くなり、それを誤魔化すように
「リ、リヴァイ、ちょ、待って!」
と、リヴァイの肩を強く押し離す。
「……あ?」
リヴァイの不機嫌そうな声と同時に、
首筋に生温い気配を感じ取り、
また小さく身体が反応した。
「昨日エルヴィンに中途半端なことされて、
お前も消化不良の欲求があるだろうが。」
……それについては、強く否定できない。
反論できずに、口を噤む。