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君と鼓動が重なる時【進撃の巨人】

第10章 奔放な我慢



「それでも。
君にはキスをしたくなったんだ。」


力強い口調で言われ、思わず顔を上げる。

口調とは対比的な
優しい眼差しが向けられていて、
自然とエルヴィンの目を見入った。



「……キスは君がいいと言ってくれるまで
我慢するよ。」


小さく笑ったエルヴィンの硬い掌の感触が、
頬に伝わる。



「……そうして、下さい。」


何と答えるべきか分からないままに、
それだけ言うと
エルヴィンの顔が近付き、額にキスを落とした。

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