第8章 ヤキモチ
「あ、あの…」
「なんだエレン。」
モブリットが出ていったあと、
ずっと黙っていた
エレンが口を開いた。
「話が見えないんですけど…」
「……。」
エルヴィンとハンジは
微笑ましくエレンを見、
リヴァイは呆れたようにエレンに目線を送った。
「女はめんどくせぇってことだ。
俺たちも行くぞ。
部屋の掃除がまだ終わってねぇんだろうが。」
そういってティーカップを置き、
リヴァイは立ち上がった。
そして、部屋を出て行くリヴァイに続いて、
エレンもエルヴィン達に一礼をして出て行った。
「リヴァイの解釈もどうなんだろうね?」
「まぁそれを面白いと思うか、
めんどくさいと思うかは
人によるだろうな。」
エルヴィンは各々の対応を
思い出しながら
可笑しそうにそう言った。