第8章 ヤキモチ
あっけらかんと答えるハンジに、
リヴァイは舌打ちをした。
「まぁハンジの案も一つの手だ。
それも今後の視野に入れておく分には
問題ないだろう。
エレンの意志次第だがな。」
2人の間を取り持つように
エルヴィンが意見をまとめる。
「俺にも…
まだ自分の力はわからないですけど…
どんなことでも、
できる可能性があるなら何でもします!」
エルヴィンの言葉に、
強く拳を握りしめてエレンは答えた。
「よく言ってくれたエレン!!
君には無限の可能性があるんだ!
まだまだ案があるんだけど聞いてくれるかい?!」
何でもする、という
エレンの言葉に興奮し、
ハンジはエレンに詰め寄り
エレンの手を握りしめた。
迫り来る勢いに、
エレンの表情が引きつるのはやむを得なかった。
そんな様子を見ながら
エルヴィンは苦笑し、
リヴァイは部外者のように
紅茶を口にしていた。