• テキストサイズ

モブリットと妄想日記

第13章 雨音




あぁ。
なんて不快な目覚め。


頭が痛い。


時計の針は
朝を示しているのに
カーテンを開けても
太陽の光が届かない。


その代わりに
雨が空を切り
あらゆる物にぶつかる音だけが
響いていた。



私は大きく息を吐き
再びベッドへ倒れこんだ。


雨の音は
嫌な思い出しか
注いでこないから嫌い。



脈打つように
痛む頭を抱えていると
ドアがノックされた。

/ 135ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp