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モブリットと妄想日記
第13章 雨音
あぁ。
なんて不快な目覚め。
頭が痛い。
時計の針は
朝を示しているのに
カーテンを開けても
太陽の光が届かない。
その代わりに
雨が空を切り
あらゆる物にぶつかる音だけが
響いていた。
私は大きく息を吐き
再びベッドへ倒れこんだ。
雨の音は
嫌な思い出しか
注いでこないから嫌い。
脈打つように
痛む頭を抱えていると
ドアがノックされた。
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