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モブリットと妄想日記

第11章 熱


暑い。


空を見上げ、
蒸発する水の気持ちになっていた。

日焼けも気になるし、
汗による不快感も尋常ではない。


その状態で訓練となれば、
いくら鍛えていても
息があがるし、
足取りが重くなる。



新兵達の様子を見ているだけで
自分の
体力が蒸発していくのがわかる。



あーほら、
視界がブラックアウト。


このまま倒れるのは
危ないな、と思い、
その場にしゃがんだ。



そこから
記憶がない。

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