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5Birthday

第1章 Yellow Birthday .


on たんじょーび

..........*。


「はっぴばーすでーごせきー ~♪

送信…♪」




今日、6月17日は


「はっぴばーすでーかざまー ~♪

送信…♪」





五関と風間の誕生日……



「じゃ、ないでしょあんた」


「んぇ?」


「……『送信♪』でもないっ……」



今日、貴方に祝ってもらいたいのは五関でも風間でもない














この、俺だ。



















「はぁ……」

深く溜め息をつく。



今日は……まぁ…



俺の、誕生日です。


それを知ってか知らずか



……忘れてるか。




どれかは分からないが、とにかく智はなにかを企んでる。






毎年、6/17 0:00 に届くHappyBirthdayメールは、

どこぞの撫で肩のせいで来ないことは分かっていたが……





「……流石にやり過ぎ」



まさかホントに忘れたなんて事……



「うー……あー……うー……――」




ソファーに座り、頭を抱えてうあうあ言ってると。



「かず」











悩みの種が話しかけてきた。



「……なんすか?」


「今日、オイラん家おいで」


それだけ言って荷物を纏める智は、楽屋を出ようとしてる。


「え……?
っあ、ちょ、さと…――」



バタン と音がしてしまった扉。



「何したいんだろ……あの人……」




どうせ、同じ家に行くんだから一緒に行けばいいのに。






「……取敢えず、行ってみるとしましょうか」








そそくさと帰っていった智の10分後位に、楽屋を出た。
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