第3章 ご挨拶
すると、和はまた適当に本を読み出した。
和也「はぁ?別にいらないけど、
お前が早めに他界してくれるのは
大歓迎だよ。」
和幸「ガーン!」
すると、お爺さんは私に泣きついて来た。
和幸「ひどい!沙耶ちゃん!和也が
わしをいじめる!」
沙耶「えっ…」
あの、この状況どうすれば…
バコンッ!
和が本でお爺さんの頭を叩き、
和也「気安く沙耶に触るな、爺。」
和幸「痛い… ひどいよ…和也…」
和也「だいたい、それだったら、
財産じゃなくて小遣いが欲しいよ。
爺、俺たち帰る。行くぞ。沙耶。」
私は状況があまり分からないまま
和に腕を引っ張られた。