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進撃高校

第2章 1年4組の仲間たち…そして新たな出会い


キーンコーンカーンコーン
チャイムと同時にリヴァイは教室を出た

「エレン君〜」

サシャはエレンの近くまで行った

「呼び捨てでいいよ…で何だ?」

「昨日のほんの少しばかりのお礼です」

手渡されたのは透明な小包に入ったクッキーだった

「クッキーじゃねぇか!」

「はい、しかも手作りですよ」

「おおぉ、ありがとな!」

エレンはニコッと笑った
サシャは黙って逃げてしまった
顔が赤くなっていたのをエレンは気づくことがなかった


「エレン…あいつ誰?」

エレンは昨日あったことをミカサに話した

「それなら話は別…クッキーのお礼しに行く…」

「何でお前が行くんだよ!」

行こうとしたミカサの腕を掴み止めた


(ミカサの気になる奴ってエレンのことかよ)

ミカサとエレンのやりとりをこそっと見ていたジャンは顔をしかめた



「ねぇ皆!」


突然教室内で声がかかった

(皆こっち向いてる…恥ずかしいよぉ)

「おい、自分で呼んどいて黙るなよ」

横でユミルが茶化した

(分かってる…頑張れ私)

「あ、あのねもっと皆と仲良くなりたいからLINE教えあわない?」

LINEとは言わずと知れたメールのアプリだ

「俺はその意見に賛成だ」

ライナーは清々しい顔で言った

(これで堂々とクリスタのLINEを知れる)

(ライナー……)


クラスのほとんどの人はLINEを交換しあった



ただ一人を除いて
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