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[進撃]何度でも[R18]

第1章 プロローグ


遥か彼方に浮かぶ地平線。
少しずつ沈んでいく夕陽。

それらが見える小高い丘に二人の兵士が立っていた。

「ミカサよ……俺を、誰だと思ってる」

男は微動だにせず言った。

「…そうですね」

女は考えるようにして呟く。
そして小さくこう告げた。

「人類最強の強がりでしょうか」

ピクリ
男の眉が反応する。

ギリッ
聞こえるのは歯噛みした音だろうか。


「チッ……くだらねぇ」


憂いと共に吐き捨てた台詞。
それは燃えるような夕焼けに溶けて、やがて消えた。
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