第20章 卒業式~最終章~
3月。花開くこの季節。
秀徳では、卒業式が行われている。
「卒業証書授与」
多くの人は、このシーンで「ああ、卒業かあ」ってなる
らしい。私もだけど。
「宮地清志」
あ、宮地先輩の番だ!
宮地「はい」
キチッとした姿は、いつにもましてイケメンを際立たせる。
華「あーあ……宮地先輩達、とうとういなくなっちゃうのか……」
瑞穂「そうだね……」
私は涙もろいらしく、また泣いてしまった……。
式も終わり、先輩方は、仲間や後輩、先生達と写真を撮ってる。
華「瑞穂!私達も行こう?」
瑞穂「うん!」
高尾「あー、やっと安全になる」
宮地「甘いな、お前はこれから、祐也にしごかれるんだよ」
高尾「のああああっっっ!!」
緑間「宮地先輩」
宮地「うん?緑間か」
緑間「御卒業、おめでとうございます」
高尾「うおーーっ、真ちゃんツンデレー!」
緑間「黙れ高尾」
どうやら、バスケ部みんなで写真を撮るらしい。
高尾「はい、チーズっ!」