第4章 - 胡蝶蘭大付属中学校 -
鈴side
向かってきた敵は全員倒した。
ホッと一息ついたとき、
- ゾクッ
ものすごい殺気がし、一瞬にして、辺りの空気が凍りついた。
ただならぬ気配を感じ、振り返るとそこには、
ストレートの銀髪に紫色のメッシュを入れ、パープルのカラコンをした、
クールビューティーな美少女が立っていた。
何だ、女の子か・・・と思ったのもつかの間。
「こんなところに何の用?用が無ぇなら帰りな」
と言って私達から背を向けた。
蘭「待って。アタシらはあんたと話をしに来たんだけど」
突然、蘭が言った。
すると、女の子は、すぐ傍に居た、
金髪に白メッシュ、緑のカラコンをした、見た目王子系男子と1言2言しゃべってから、
「ここまで来たのに悪いが、いくら小学生っつっても、
簡単に上の奴と話ができると思ったら大間違い・・・。好きにやれ・・・」
「ウオオオオォォォォ!!」
女の子の一言でみんなが動いた。まさか、この子・・・。