第7章 そんなに恥ずかしい?
彼の手が股の間に入り込む。
そして割れ目の辺りを優しく撫でる。
……。
「どうして急に黙るの?」
彼の声が後ろから問いかける。
「…だって」
としか答えようがない。
「じゃあ一回泡を流すね」
「うん」
彼がシャワーで私の身体を流す。
「はい。じゃあそこに座って。脚を洗ってあげる」
「えー…もういいよぅ」
「ダメ。座ってね」
彼に促されて浴槽のへりに座る。
彼が私の脚を撫でながら少し微笑む。
「ゆめちゃん、脚が綺麗」
「もういいって…」
彼が私の太ももも、ふくらはぎも、
足首も、かかとも、足の指一本一本も大事そうに洗ってくれる。
私はなんとなくまた涙が出そうになる。
「はい、出来た。流すね」
シャワーで泡を流す。温かくて気持ちいい。
「ありがとう」
私は彼の顔を見てお礼を言う。
彼がにっこりと微笑む。
「じゃあわたしも洗ってあげる」
「え。いや僕はいいよ」
「ずるい!」
「…じゃあだいたいで」