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BF(ヤンデレ)

第7章 そんなに恥ずかしい?


「お湯も溜まったし行こうか」

「…うん」

「脱がしてあげようか?」

「……うん」

「立って」

彼が私の服を脱がしてソファの上に載せていく。

やっぱり恥ずかしい。

彼に先に脱いでもらった方がマシだったかな。そんなに変わんないかな。

下着と靴下も脱がされる。まあお風呂だから…。

彼が脱ぐのを待つ。

…こういう間がやっぱイヤだ。

「さ、行こう」

彼が私の手を引いてお風呂場へ連れて行く。

「身体を洗ってあげる」

私は頷く。

スポンジにボディソープを泡だてて彼の手で私の身体がなぞられていく。

首から腕、指も、一本一本丁寧に。

二人とも裸で、こんな近くで。

恥ずかしくてちょっと涙がにじんでくる。

「綺麗な指だね」

彼が石けんの付いた私の指を眺めてつぶやく。

「そ、そうかな?」

「うん」

「…逢坂くんも指キレイ」

「そう?ありがとう」

私の言葉に彼はにっこり笑う。

逢坂くんは恥ずかしくないのかな。

ていうかせっかく二人きりでこんなに近くにいるんだから、
もっと手をぎゅっと握ったりとか…
もっとこのままぎゅーっと抱き合ったりしたいのに…と思ってしまう。

でもそんなこと考えたら余計に恥ずかしくなるから考えたくない…
けど、どうしても考えちゃう。

「ゆめちゃん、顔が赤いよ」

「え…」

「そんなに恥ずかしい?」

彼の質問に私は小さく頷く。

「ふふ…可愛いね」

そんなこと言われて多分余計に顔が赤くなる。

そしていつもならそんなこと言いながらキスとかしてくれるのに…とかも想像してしまう。

彼は石けんを足して私の胸に泡をのせる。

そんな所も洗うんだ…洗うよね。
じゃあ下はどうなのかな…とまた私は余計なことを考える。

彼は手のひらで私の胸をふわっと包むようにして泡を伸ばす。

私は下を向いてそれをなんとなく眺める。
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