第1章 帝光高校
ガラッ……!
急に背後のドアが開き、新たに人の気配がした。
「ん〜?この人誰〜?」
間延びした声が頭上から聞こえ……
……ん?頭上……?
違和感を感じて思わず振り返る……
「きゃあっ!!!!!!」
きょ、巨人がいるっ!!!!!!!!!!!!!
「はぁ………先週連絡したはずだぞ、敦。」
「あれ〜そうだっけ〜?」
呑気に返事をする敦先生。
……やたらのんびりした先生みたい……
「……あ〜。もしかしてスクールカウンセラーの人〜?」
「あっ、はい! と言います!」
「オッケ~。よろしくね〜ちん〜。」
ちん……
……この人達……やっぱり変わってるかも……