第7章 異変
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(……なんか、変だ。)
そう思い始めたのは1時間目と2時間目の授業の間での出来事だった。
朝はいつもと同じように朝の会議をし、1時間目が授業に当たっている先生は各教室へ向かった。
授業をしている間は、はスクールカウンセラー室で仕事場の整理をし、休み時間になると職員室へ向かう。
勿論、その道中で先生・生徒とすれ違う事は多々ある。
生徒は明るく挨拶をしてくれるし、それにも応える。
だが、
先生の様子がおかしい。
例を挙げる。
初日にあれほどうるさかった黄瀬。
その黄瀬が
【……あっ。っち……お、おはようっス!!ははっ……!】
明らかに変。
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だがこの異様な状態が今日1日では終わらない事を、自身は、まだ知らない。