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確かなこと【進撃の巨人】

第6章 空虚と決意




昔を思い出し、リアはまぶたを閉じて頬を緩める。

「もう10年なんですよね。殆ど覚えてませんけど、団長のこと嫌いって思ったことは覚えてます。」

エルヴィンは肩を揺らして笑っていた。

「そうか。だが君もなかなかだったと思うよ。」

2人は目を合わせて笑いあっていた。




「リア。」

エルヴィンの声にリアは顔をあげる。

「君に渡さなければならないものがある。」

リアはエルヴィンの笑みに違和感を感じていた。



見たことがある。
……これは嘘の笑顔だ。
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