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大きな木の下で
第3章 傷とハンカチ
木吉視点
今度の夢は二人っきりの鬼ごっこ
だが、ケガをした俺はあの子…鈴に手当てを受けていた
「そうえば、あのハンカチどうしたっけ?」
水色のウサギの刺繍が施してあるハンカチ
鈴のお気に入りのハンカチ
「後でばあちゃんにでも聞くか」
そうえば、ばあちゃん元気かな?
それとあいつらも
「最近来ないんだよなー」
うーん…暇だ
「まあ、良いか」
「あ」
俺が考え込んでいたら土林が帰ってきた
「あ、おかえり」
「ああ」
そう返事をすると彼女は自分のベッドにつき読書を始めた
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