• テキストサイズ

【イケメン王宮】 もう一つのシンデレラSTORY

第8章 episode 7【ジル】〜嫉妬〜


雨粒が滴り落ちる窓を見つめ、ジルは自分が眉間に深く皺を溜めていることに気付いた。

(私は……一体何を考えている…?)



***********



……それはつい先ほどの事だった。

自分の執務室で書類に目を通していた時、ふいにドアをノックする音がした。

ジルは書類から目を離さずに、声を掛ける。


「どうぞ」



ドアを開けて入ってきたのはレオだった。


「どうしましたか」

「アランとルリーが馬術のレッスンから、まだ戻らないらしいよ」


ジルはそこで始めて顔を上げた。
/ 208ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp