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【イケメン王宮】 もう一つのシンデレラSTORY
第3章 episode 2【ジル】〜出会い〜
「ありがとう……ジル」
「礼には及びません、教育係として当然です」
まだジルとの距離はあるけれども、ジルは嘘は言っていないとわかる様な気がした。
(ジルが私をプリンセスに相応しいと思ってくれているのなら、その期待に応えたい)
ジルの微笑みを思い出しながら、ルリーは重い体をベッドに横たえるのだった。
「おやすみなさい、私のプリンセス……」
ジルは妖艶な笑みを浮かべながら、部屋を後にした。
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