第4章 いった覚えはない
いやぁ、困りました…。
菅原「だっ、大地?この子は?」
澤村「あっ、あぁ。もっ、元彼女・・・で、いいんだよな?」
「あー、うん。まぁ…。」
うぅ、なんと気まずい展開。
しかも、大地とは自然消滅…。
別れたとといえば別れたが別れていない…といえば別れたことにはならない。
影山「おっ、お前、大地さんの…かっかのじょだったのかっ///」
わぁお、単細胞バカはバカなうえに純粋なのか。
「まあね。だから、バレー部の彼氏がいたって言ったでしょ?」
影山「あっ、まぁ…。だけど、大地さんだと思わないだろ!」
確かに…。
「まぁまぁ。落ち着いて、飛雄ちゃん♪」
影山「やっやめろ。中学の時の先輩を思い出す…。うっ、寒気が。」
ん?中学の時の先輩?
まっ、いいか。
澤村「あのー、お取り込みのところ悪いんですけど…」
影山「あっ、すんません!!」
澤村「で、はなんでここに?」
「飛雄に無理矢理連れてこられた。」
影山「ちょっ、やましい言い方すんなよ!!マネにしようとおもったんです。ほら、先輩が前にマネ志望の人がいたら連れてこいって。
」
「いや、言った覚えはないんだけど…。」
菅原「まぁ、見学くらいしていったら?」
うーん、見学かぁ…。
あっ、単細胞バカに言ったことを忘れていた…。
「ねえ、飛雄さ、さっき言ったこと忘れてないよね?さっきの条件のんでくれるならいいよ?」
影山「うっ、うー、おっ俺じゃなくてもいいんじゃないか?」
「てか、何で私じゃないといけないの?」
そうだよね、まずはそこだよ。
何で私なのか。
影山「ほら、お前、勉強は出来ないけどノートの取り方綺麗だろ?それにいろんなことメモしてあったし。」
「それが、なんでマネにつながるの?」
影山「そういうやつってマネに向いてるんだよ。メモから選手の欠点とか悪いところの解決策とか見つけ出せる。だからだよ。」
日向「てことで、えっと…ちゃんは、今日見学決定~!」
田中「よっしゃあぁぁい!!」
えっ、ちょ、言うこと聞く件についてはどうなったんだよ…。
なんか、いってもうやむやにされるだけだろうな…。