第6章 地獄の合宿。
"コンコン"
日向「はーい!どうぞぉ!」
"ガチャ"
るり「失礼しまーす。」
部屋には、
日向先輩、木吉先輩、伊月先輩が居た。
るり「あ、お疲れ様です。」
日向「悪いね、急に呼び出しちゃって。」
るり「いえ、全然大丈夫です。」
日向「実は、神谷さんにお願いがあって。」
るり「なんですか?」
三人はお互いにアイコンタクトを取り合って
うなずきあった。
日向「マネージャーこれからも続けてくれないか?」
るり「…え!?」
日向「あ、嫌なら無理にとは言わんが…。その、神谷さんが居てくれたら監督ももっと楽にできるし…。」
るり「…。」
伊月「ほら、監督って何でも一人で全部やってるだろ?ここ何日か見てる限り、かなり神谷さん居るだけで違うみたいだし。居てくれたらすごくありがたいんだけど…。」
るり「…。」
木吉「ねぇ、ボブさん。バスケは嫌いなの?」
るり「え?バスケは好きです。」
木吉「じゃぁ、なんでそこまでマネージャーになる事を渋るのかな?理由を教えてくれるかな?」
るり「…渋る理由ですか…。」
木吉「言いたくないのなら無理にとは言わないけど、理由が聞けて、改善できるなら改善するしさ!」
るり「…怖いんです。」
日向「怖い?」
私はうつむいた。
シーンと張り詰めた空気になんだか冷や汗が出た。